額田組団参 御正忌報恩講(2日目)

晨朝 阿弥陀堂

朝5時。開門と同時に梵鐘が鳴りました。宿が鐘楼のすぐ近くで、部屋の中でもよく聞こえて目が覚めました(もう少し寝かせて欲しかった…)。準備をし、お晨朝(じんじょう)に向かいます。夜明け前、闇の中に浮かび上がる阿弥陀堂に続々と皆さんが入っていかれます。

 

晨朝 阿弥陀堂内の様子

 

 

 

 

外で写真を撮りまくっていたら時間ギリギリになり、何とか端っこの方に座る場所を確保。漢音小経(阿弥陀経)をお勤めしました。普段お勤めする呉音の阿弥陀経とは違いますが、昔から好きなお勤めです。

そして御影堂に移動し、正信偈の真譜(しんぷ)のお勤めです。本願寺では1年に1度、1月16日のお晨朝でしかお勤めしない真譜ですが、この真譜のお勤めをすることが今回の団参に参加した1番の目的でした。三河別院のフォーラムで半年以上真譜を練習してきて、その本番として本山の御正忌でお勤めしようと、スタッフ・参加者の有志十数名で参らせていただいたのです。三河別院では50人くらいでのお勤めでしたが、本山の御影堂で全国から集まったお同行の方々と一緒にお勤めする正信偈真譜は感慨深いものがありました。

お勤めが終わる頃には太陽が昇り始め、朝日がお堂に差し込んできます。お堂の中で日の出を味わえるのも冬場のお晨朝の素敵なところです。国宝などの他のどんな宝物を見るよりも、このお晨朝のお参りを体験してもらいたいと心から思うところです。

朝日 御影堂

 

 

 

 

御影堂門

 

 

 

 

 

(朝日に照らされる両堂と御影堂門)

朝食を頂いた後、特別公開されている泉涌寺の舎利殿と東福寺の禅堂・経蔵を拝観しました。長い間京都に住んでいましたが、両方とも初めての参拝でした。特に東福寺の経蔵で公開されていた鎌倉時代の仏教書の版木は、古人の仏教への熱い思いが伝わってきました。版木の実物を初めて見ましたが、今のように簡単に文書が印刷できる私たちとは、本とか文字とかの持つ意味が全く違っただろうなと思います。

泉涌寺 舎利殿

 

 

 

 

(泉涌寺 舎利殿)

東福寺 禅堂

(東福寺 禅堂)

東福寺 経蔵

(東福寺 経蔵)

京都のど真ん中で昼食後、自由時間には錦市場でお土産を買うこともできました。

 

バスに乗るだけで御正忌報恩講にお参りできただけではなく、食事の時間以外はほとんど自由に行動させてもらえて、めったに見れない特別公開中のお寺にも連れて行っていただけて、ゆったり気楽で充実した2日間でした。額田組の団参はいいですよ。50年近くほぼ毎年参加しておられる方から、初参加の人までいろいろおられます。三河にお住いのお同行の方々、ぜひご参加ください。お世話になった皆さま、ありがとうございました。